上越線撮影記

後鉢録市

この夏、10余年振りに上越線を訪れた。近い割に余り行っていなかったのは、撮影者が多くゴッタ返していること、12系が余り蒸気になじまないように見えること、派手なマーク付らしいことなどの理由によるが、これも現代風俗の1つかと気を取り直して出かけてみた。下り蒸気は、余り知名度のない八木原付近と決めた。渋川駅前後は毎月のように本にのる場所だが八木原はあまりのらない。新鮮であろうということで、八木原から下り方に35分ほど歩いた。高速道路が上を横切っている田園。順光側で撮りたい所だが、踏切道の交通量が多く危険なため逆光だが反対側の安全なところに決める。D51は意外と発煙してくれた。12系は、今やそれ自体が貴重品となりつつあり、以前ほどの違和感は無い。私は正面では狙わないので、付いているマークも何と書いてあるかよく判らず、まあよしとしよう。相当な撮影混雑を予想していたが、無名の場所のためかそれほどでなく、落ちついて撮れた。


次は水上の形式写真。水上駅には降り立ったが、観光列車なのにD51「展示場」の看板も案内もない。そこで、撮影者らしき人物がぞろぞろ歩いていく方に行ったら、旧水上電気機関区跡に出た。建物の間から、転車台上のD51が見えた。しばらくその姿を撮影。マークが大写しだが仕方ない。その後D51は退行して旧機留線、廃庫の前へ進み出て停止。整備風景などを撮る。

ずっとながめていたい所だが上り列車の走行の場所探しがあるので昼飯もそこそこに上り電車へ乗る。上牧で下車。駅付近は撮影者で混雑しているため15分ほど後閑寄りに歩いた、外カーブの上と決める。どのみち上りは無煙なので景色の善し悪しで場所が決まるわけだ。上りD51は順光で撮れた。割りに狭い場所だがふかんしているので編成も全部入って満足する。穴場みたいな山の中である。

さて、これで今日の撮影終わりのつもりで、上り電車に又乗っていったら、何と渋川でD51を追い抜いた。そこで八木原で電車を降り、朝とは逆に高崎方へ歩いてまたD51を撮った。少し大体の場所だが、おまけと思えば何てことはない。
煙が出たのは良かった。思い出を胸に帰途につく。


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