C12との対面

伊知原桂鷹

私は現役時代のC12については、僅かに木曽福島、熊本などで撮影したのみで列車写真は撮影していない。本線用機関車としては最も小型であるため迫力に乏しかったためか、或いは列車牽引が本数の少ないローカル線に限られていたため撮影効率を考え行かなかったのか、いずれにしても30年近い往年の事にて記憶も定かでない。
大井川鉄道C12は主にトラストトレインと称される1005列車に使用され、同列車は月1往復、冬期は運転されないため、撮影する機会は少ない。

ところが、去る10月27日新金谷で出発準備中の1001列車の先頭にC12が見られた。まさか本日C12牽引列車を撮影出来ると思っていなかった。マークもなく戦前型客車の先頭に立つC12、トラストの時とはかなり雰囲気が違う。大井川を写し始めて何年にもなるが、トラストトレイン以外でC12を見るのは実に久しぶり。1001列車は午前中の運転のため、線路が南北に走る大井川鉄道では、撮影時の光線が比較的良い。珍しい写真が撮影できた。10月19日、とうもろこし畑の中を行く1005列車に引き続き、今月2回目の対面であった。


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